八王子は生活保護に厳しい？受給条件や申請方法を簡単に解説
【目次】
- 八王子市が生活保護に厳しいとされる理由
- 生活保護を受給できる条件は全国で統一されている
- 八王子市で支給される生活保護費
- 八王子市で生活保護を申請する方法
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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生活保護は、生活に困窮してしまった日本国民が受けられる制度で、受給すれば国の定める最低限度の生活が保障されます。そんな生活保護ですが、ある事件をきっかけに八王子市は生活保護に厳しいと言われています。
本記事では、八王子市が生活保護に厳しいとされる理由や、八王子市で生活保護を受給できる条件、申請する方法まで解説します。これから生活保護の受給を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。なお、本記事を執筆しているほゴリラでは、生活保護の受給が可能か診断できる「生活保護の受給診断」と、賃貸の入居審査に通過できる可能性がどれぐらいあるか診断できる「賃貸の入居審査診断」を運営しております。どちらの診断も簡単な質問に答えるだけで60秒で結果がわかりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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八王子市が生活保護に厳しいとされる理由
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生活保護は生活保護法に則り運用されており、全国で共通のルールのもと、国と各地域の福祉事務所が協力して成り立っています。そのため、本来であれば「八王子は生活保護に厳しい」逆に「〇〇市は生活保護に寛容である」というような、地域による格差はありません。
それでは、なぜ八王子市が生活保護に厳しいと言われてしまったのかを以下で解説します。 -
ケースワーカーの不適切な発言が問題に
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八王子が生活保護に厳しいとされる理由として、八王子市のHPにも記載がされておりますが、「令和3年（2021年）12月、本市の生活保護担当ケースワーカーが、生活保護利用者に対して個人の人格を傷つける不適切な発言を行いました。」とあります。
つまり、八王子市が生活保護受給者に対して厳しいのではなく、受給者に厳しく指導していた職員がいたということです。 -
八王子市は再発防止の改善策を公開
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八王子市は本件を重く捉え、再発防止に努める旨をHPで公表しております。そのため、真意は定かではありませんが、市としてしっかりと取り組んでいるように思えますので、一人の職員が起こした問題であったことと、市の対応を見る限りでは、八王子市が生活保護に厳しいわけではない可能性が高いのではないでしょうか。
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生活保護を受給できる条件は全国で統一されている
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そもそも生活保護に厳しいと聞くと、なかなか受給させてくれないのでは？と心配になる方も少なくないでしょう。しかし、生活保護を受給できる条件は生活保護法によって定められていますので、日本全国で統一されています。
重要なポイントは以下の3つです。 -
収入が生活保護費未満
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生活保護費は国が定めた最低限の生活費ですので、生活保護費よりも収入が少ないことが1つめの条件になります。八王子市の生活保護費は次項で解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
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資産を所有していない
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収入が少なくても、切り崩して生活費を捻出できる貯金がある場合や売却可能な資産などがある場合は生活保護を受給することができません。生活保護は、ご自身の能力や活用できるものは全て活用して、生活困窮の改善に努めなければならないのです。
とはいえ、状況次第では所有が認められる場合がありますので、手放せない理由がある方は生活保護の申請時に確認しておくと良いでしょう。詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
生活保護を受けても車を所有することは可能！所有可能な条件を解説！ -
親族に頼ることができない
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最後の条件は、親族に頼ることができないことです。上記2つの条件を満たしていても、親族から経済的な援助が見込める場合は生活保護の対象にはなりません。そのため、生活保護を申請すると原則3親等内の親族に「扶養照会」が送られます。
扶養照会とは親族が申請者を経済的、精神的に支援することが可能か確認するための書類であり、親族から援助できない旨の返送があった場合などに生活保護を受給することができます。
扶養照会について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
生活保護の扶養照会は断り方があります！断り方を簡単に解説 -
八王子市で支給される生活保護費
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生活保護費は、地域や世帯人数等によって金額が変動します。そのため、東京都内であっても生活保護費はお住まいの地域によって様々です。
以下で、八王子市で支給される単身者と大人2人世帯の生活保護費例を解説します。なお、3人世帯以上の方は、以下の記事で金額を解説していますので、参考にしてみてください。
八王子市で生活保護を受給すると保護費はいくらもらえる？ -
内訳 単身者 大人2人世帯 生活扶助(生活費) 76,310円 123,490円 住宅扶助(家賃上限) 53,700円 64,000円 支給される保護費 130,010円 187,490円 -
八王子市で生活保護を申請する方法
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生活保護を受給できる条件を満たしている方は、以下で解説する申請の手順を踏むことで生活保護を受給することができます。
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八王子市の福祉事務所で申請
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生活保護は、お住まいの地域を管轄している「福祉事務所」で申請することができます。福祉事務所は八王子市の場合、八王子市役所に併設されておりますので、八王子市役所の「生活保護の相談窓口」を訪ねましょう。
生活保護の申請は相談員との面談形式になりますので、生活困窮に至ったこれまでの経緯などを説明して、以下の申請書類を相談員に提出すれば、生活保護の申請は完了です。 -
申請に必要な書類 内容 生活保護申請書 申請者の名前や現住所を記載 収入申告書 世帯の収入を記載 資産報告書 土地や建物などの資産を記載 同意書 銀行や信託会社の情報閲覧の同意 扶養義務者届 扶養義務のある人の氏名や連絡先を記載 生活歴 これまでの人生をわかる範囲で記載 -
申請が受理されるまでの期間
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生活保護を申請しても、基本的にその日のうちに受給開始になるわけではありません。生活保護の不正受給を防ぐため、申請者が記載した内容に虚偽がないか福祉事務所が調査する必要があります。そのため、生活保護の申請を受けてから受理されるまで原則14日以内と定められております。
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生活保護を申請させてもらえないケースもある
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滅多にあることではありませんが、生活保護を受給できる条件を満たしていても、申請させてもらえなかったというケースは確かに存在します。俗にいう「水際作戦」と呼ばれるものです。
今回取り扱ったケースは、受給者に対して厳しく当たっていたのであり、申請させてもらえなかったという話ではありません。しかし、上記で解説したように、基本的に生活保護の申請は職員と一対一の面談形式であるため、申請時の対応にも個人差があることは否めません。
福祉事務所の職員でも、生活保護法を完璧に熟知している方は多くありませんので、「知らなかった」「間違った法の解釈をしていた」ということもありえないわけではないのです。
とはいえ、生活保護を申請するということは生活に困窮しているということですので、万が一があっては困ります。以下で、本記事を執筆しているほゴリラの2つのサポートをご紹介しますので、ご一読いただけますと幸いです。 -
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ここまで、八王子市は生活保護に厳しいのか解説しました。結論として、八王子市が生活保護に厳しいわけではなく、一人の職員が厳しく当たっていたわけであり、市が厳しいわけではないことがお分かりいただけたかと思います。加えて、支給される生活保護費の金額や、八王子市役所の福祉事務所で生活保護を申請できることなどもお分かりいただけたかと思います。
本記事を執筆しているほゴリラでは、これから生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。 -
生活保護の申請同行サポート
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生活保護の申請同行サポートでは、生活保護に関するご相談を年間一万件以上受けている生活保護の専門家が、実際にご相談者様の生活保護申請に同行させていただきます。
生活保護の申請は簡単ではありません。自治体の相談員にこれまでの経緯や働けない事情等を説明し、相談員を納得させる必要があります。加えて、申請に必要な書類は何枚もあり、書き方がわかりにくくなっています。
生活保護の申請サポートをご利用いただければ、上記の事柄はもちろんのこと、生活保護の申請から受給開始に至るまで無料でサポートさせていただきます。
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
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・北海道指定第40号
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